福岡県立大学で嗜癖行動学を研究している四戸智昭です。
ひきこもりからのサバイバー(生還者)の声に学ぶことが大切だと思い、元ひきこもりのこだまこうじさんにエッセイを書いてもらいました。随時掲載の予定です。
今回は、『ひきこもりの継続を強力にする小さな成功体験』というお話。
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100回を書き出すのにスマホいじったり、無意味に水を飲みに行ったり、ごろごろしたりとすごく気にしています。
ひきこもり黄金時代はこんな感じだったなぁと懐かしく二十数年前を思い出しています。
あのころ、自分は何をしたかったのだろう?
何もしたくなかったんだなと素直に書いてしまいます。
今はどうかというと無理はしたくないんだと素直に書いてしまいます。
書いたことが実現することが結構あります。
「自分が決めて書いたんだからやらないと」と頑張ってしまうんですね。
正確には「やれる範囲は実現するけれどやれないところは実現しない」。
ここ一か月、ロト6&7を買い続けてみましたが一等も二等も三等も当たってません。
10枚×200×8と10枚×300×4で28000円も遣ってますが、かすりもしないとは・・・。
千円も当たらない。
それに対して一等は六百万分の一・・・。
雷に打たれて感電するより確率は高いのに当たらない。
というより雷に打たれる、交通事故にあうという確率と対比して分析しているサイトに宝くじで儲けようというのは「悪いこと」だというメッセージ性が垣間見えて面白かったです。
企業が成功する確率はといわれるとちょっとあれですが、
コアラのマーチに○○コアラが入っている確率、ハッピーターンにギザターンが入っている確率何かと比べられるとほんわかできるのにと思いました。
ともあれ100回目、明日から私は何をやるのでしょうか?
不安と期待で少しわくわくです。
100回目をアップしたことに意味があると感じ、すごい達成感があります。
PS:これを書き上げたのは実は2022年4月のこと、何と4年前だったりします。
ブログに入るためのメルアドを忘れていたわけです。
今は2026年お正月。急にここに入れたってことは何かあるかもしれません。
こだまこうじ (元ひきこもり。1976年福岡県飯塚市生まれ、同市在住。)
<プロフィール> 中学時代いじめ被害、高校で不登校に。その後、最初のひきこもり時代を経験。このとき、「キツイから精神科に連れて行って」と親に泣いて希望するも、完全に無視される。周囲から就労を強要され、専門学校へ入学。その後、就労するも就職先の社員寮で動かなくなっているところを発見され、会社は9か月でクビ。4年間の本格的なひきこもり時代に突入。 その後、保健所の支援でひきこもりから脱出。2009年、保健師にとってまれにみる成功例として福岡県嘉穂・鞍手保健環境事務所の「ひきこもり家族相談会」のアドバイザーに就任。自立できるほどの収入はないが、ひきこもり当事者家族の話を聴いて支援をすることになる。 しかし、2020年に国や県がひきこもり当事者への就労支援を加速させることになり、「ひきこもり家族相談会」のアドバイザーとしてのお役御免となる。 「死んで地獄に行ったら、鬼に責め苦を喰らい、極楽に行っても悟った超阿弥陀如来に解脱するまで修行させられる」ことを恐れて、今日も何とか生き延びている。 |
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