福岡県立大学で嗜癖行動学を研究している四戸智昭です。
ひきこもりからのサバイバー(生還者)の声に学ぶことが大切だと思い、元ひきこもりのこだまこうじさんにエッセイを書いてもらいました。随時掲載の予定です。
今回は、『ひきこもりの継続を強力にする小さな成功体験』というお話。
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「雇用保険の認定日」に父の車にゆられてそろそろとハローワークに行かないといけない頃には「どうせ家から出られないから」と購入した本で部屋がいっぱいになっていました。
布団を敷くスペース以外に配送段ボールにうずたかく積まれた本の山がいくつもできています。
読みたい本をポチポチしていたらあっという間にこうなりました。
即日配送恐るべし。
ネットポチポチ恐るべしです。
もう掃除機とか持って上がる力は戻りつつあるのですが「この部屋どうしよう」です。
買って読めていない本がたくさんあります。
こうなったら「捨てる技術」系の本でも・・・とさらに本が増えそうです。
そして就職してもいないのに仕事をもらえなくて首になる夢を見たりしてうつうつとした気分で目覚めることが多くなりました。
状況から考えて寝る前のつまみ食いやスマホでSNSを見た影響、それから気温の変化のふり幅で体が冷えたなどが原因でしょうがそれが「無職」に結びつくあたりは気を付けた方がいいかもしれません。
無理はしないように私。
一に健康、二に深呼吸、心に逆らい慌てるとろくなコトはないのだから。
こだまこうじ (元ひきこもり。1976年福岡県飯塚市生まれ、同市在住。)
<プロフィール> 中学時代いじめ被害、高校で不登校に。その後、最初のひきこもり時代を経験。このとき、「キツイから精神科に連れて行って」と親に泣いて希望するも、完全に無視される。周囲から就労を強要され、専門学校へ入学。その後、就労するも就職先の社員寮で動かなくなっているところを発見され、会社は9か月でクビ。4年間の本格的なひきこもり時代に突入。 その後、保健所の支援でひきこもりから脱出。2009年、保健師にとってまれにみる成功例として福岡県嘉穂・鞍手保健環境事務所の「ひきこもり家族相談会」のアドバイザーに就任。自立できるほどの収入はないが、ひきこもり当事者家族の話を聴いて支援をすることになる。 しかし、2020年に国や県がひきこもり当事者への就労支援を加速させることになり、「ひきこもり家族相談会」のアドバイザーとしてのお役御免となる。 「死んで地獄に行ったら、鬼に責め苦を喰らい、極楽に行っても悟った超阿弥陀如来に解脱するまで修行させられる」ことを恐れて、今日も何とか生き延びている。 |

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