2026/07/24

—ひきこもりサバイバー113 -パフェを食べに-

    福岡県立大学で嗜癖行動学を研究している四戸智昭です。

ひきこもりからのサバイバー(生還者)の声に学ぶことが大切だと思い、元ひきこもりのこだまこうじさんにエッセイを書いてもらいました。随時掲載の予定です。
今回は、『ひきこもりの継続を強力にする小さな成功体験』というお話。

◆◆◆

コラム、コラムと不安になっています。

せっかくの機会なので今年1年はこっちに専念してもいいかなぁ(←もう50歳)

とか思っているわけですが、そう思うと

「これ書いた方が、伝えた方がいいんじゃないか?」

ということがたくさん出てきます。

しかし、「新聞では書けない系の話だなぁ」なんてこともちらほら。

今まで、面談で記録が残らないからって常識外の説明しまくってたんだなぁとしみじみ。

まあ、原稿を投げたら、その辺りはきっちりと山下さんが整えてくれるので今はほぼ何も考えずに済んでいるんですが・・・

そろそろ気をつけた方がいいかもしれません。

そんなことを考えるのに疲れたので、コラムの原稿料でちょっとお高いパフェを食べに行きました。

季節限定のフルーツパフェです。

平日昼間にパフェだけ食べに行くのはどうかと思いましたが、今年1年はサービス期間だと思って、自分へのご褒美です。←こればっかり言っている(笑)


ただ振り返ってみると、これはあんまりうまい方法ではないように思います。

どこかで書いたかもですが、ひきこもりの人はというか、私は倒れるときは「○○できたらご褒美」の人参方式、「○○まで頑張る」のゴールテープ設定型でやっています。


仕事に就くために毎日、作業所に通うことをやる。きつくても頑張って通う。ふらふらするけど行かないのはダメ。仕事についたら休もう。

――みたいな感じです。


ご褒美じゃなくて、休み方を学ばないとと思っているのですが、なかなかうまくいきません。























こだまこうじ (元ひきこもり。1976年福岡県飯塚市生まれ、同市在住。)


<プロフィール>
 中学時代いじめ被害、高校で不登校に。その後、最初のひきこもり時代を経験。このとき、「キツイから精神科に連れて行って」と親に泣いて希望するも、完全に無視される。周囲から就労を強要され、専門学校へ入学。その後、就労するも就職先の社員寮で動かなくなっているところを発見され、会社は9か月でクビ。4年間の本格的なひきこもり時代に突入。
 その後、保健所の支援でひきこもりから脱出。2009年、保健師にとってまれにみる成功例として福岡県嘉穂・鞍手保健環境事務所の「ひきこもり家族相談会」のアドバイザーに就任。自立できるほどの収入はないが、ひきこもり当事者家族の話を聴いて支援をすることになる。
 しかし、2020年に国や県がひきこもり当事者への就労支援を加速させることになり、「ひきこもり家族相談会」のアドバイザーとしてのお役御免となる。
 「死んで地獄に行ったら、鬼に責め苦を喰らい、極楽に行っても悟った超阿弥陀如来に解脱するまで修行させられる」ことを恐れて、今日も何とか生き延びている。

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