2011/04/11

教科書の表紙デザイン変遷

たいてい、どこの大学にも大学1年生には、基礎ゼミという科目が設定されている。
大学での勉強の仕方や、本の探し方、インターネットの使い方やレポートの書き方、グループ学習の方法を学ぶ演習科目である。

福岡県立大学にも、基礎ゼミの「教養演習」という科目が1年生の必修になっている。
実は、5年ほど前に全学共通の教科書を作ろうということで、この教養演習の教科書作成が始まった。

「大学のセンセイというと、デザイン力や情報伝達力に欠けるのではないか」という内外からの指摘もあり、4年ほど前からは、デザインや編集に学生編集委員が携わってくれるようになった。

教科書の中身は、図書の検索の仕方や引用のルールなど、大学でのレポート作成やプレゼンテーションに必要な事柄が書かれている。

この教科書の中身にあまり意見は出てこないが、表紙のデザインには毎年、様々なご意見を頂く。今年のデザインは、学生イラストのコラージュで明るさを表現。編集担当のひとりとしては自画自賛している。




せっかくなので、共通テキストが発行されてからのデザインを紹介しよう。

 初回2007年版の表紙デザイン。このときは、教員だけでデザインしたので、とってもお堅い表紙になってしまっている。
2008年の表紙デザイン。
学生がデザイン編集に参加してくれた最初の表紙。
ずっと表現が優しくなったが、デザインを考えたのが真冬で、春出版ということを忘れてしまっていた。










2009年版の表紙デザイン。
春らしさも出たのではないかと学生たちと微笑んだ。












2010年版の表紙デザイン。
昨年までの表紙に、あまりリアクションがなかったので、インパクトのある唐草模様に。しかし、とても不評だった。

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